飲む日焼け止めの効果と使い方

ぬる日焼け止めと全く異なる

 今回ですね、飲む日焼け止めがあるんじゃないみたいな話をよく聞くのでその話をします。

飲む日焼け止めっていうのは、これちょっと皆さん誤解しちゃうのかなとは思ってるので今回説明します。

日焼け止めというとですね、日傘をさして紫外線、UVB、UVAを飲む日焼け止めですから、その紫外線をカットしてくれるんじゃないかなというふうに勘違いする人がいるんですけれどもこれは違うんですね。

飲む日焼け止めというのはね、その言葉の響きから言うと、飲むと紫外線を物理的にカットしてくれるみたいな、想像するんですけどちょっと違うんですね。

もっと言うとですね日焼け止めによる反応を抑えるというようなものとして捉えた方がいいと思います。

日傘とかハットとか、いわゆるUVクリームというのは、物理的に紫外線そのものをシャットダウンするんですけれども、どうしてかっていうと、物理的に紫外線をシャットダウンすればそこから起こる有害な事象の化学反応といった生体反応の連鎖、そもそも起きないので物理的にチャットするというそういうような考え方のものが、日焼け止めクリームとかハットです。

飲む日焼け止めというのは、物理的に紫外線をカットするというそういうようなものではないんですね。どう考えてもカットできない飲む日焼け止めを飲んで、日焼け止めの紫外線の侵入を防止するなんてこれ、どう考えても無理です。

だから、ネーミングも悪いんでしょうけど、例えば極端な話をすると、紫外線が入ってきたとしても、その後の有害な反応の連鎖が起こらなければ、紫外線を物理的にカットしていると、一緒だよねっていう意味での、飲む日焼け止めというネーミングだと思ってください。

ですので、基本的には飲む日焼け止めを飲んでも、絶対に紫外線が体内に入るっていうことは、防御できません。これは勘違いしないようにしてください。

入ってきた紫外線が引き起こす、人体にとっての有害な反応、ここでは美肌と言いますけれども、美肌にダメージあるような有害な反応をできるだけ少なく抑えるというのが、飲む日焼け止めの効果になります。

ですので、全く違うんです。だから一番いいのはですね、物理的に紫外線を人体に入るのをカットする日傘、UVクリームでカットし、それでもすり抜けてきた紫外線によって起こる、人体に対する有害な反応を飲む日焼け止めで最小限に抑えると、そういうふうに考えると、飲む日焼け止めだけでいいんだよみたいに無防備に出ていくとか、そういうちょっと間違ったことは、できなくなると思います。

では飲む日焼け止めの本体は何かということを言います。

これ一言で言うとですね。スカベンジャーというものになります。

スカベンジャーって何っていうとですね、日本語で言うと、掃除屋とか言われるんですけれども、体が錆びるみたいなことを聞いたことありますよね。

何が起こるかっていうと、紫外線が入ってきて体を酸化させるように体の生体反応が体が酸化すると老化が進んでいくよねでいいと思います。老化が進んでいくと、酸化させるところでストップをかけるのがスカベンチャーの役割です。

飲む日焼け止めというものはそういうスカベンジャーの効果サプリメントだと考える方がいいです。ですので、これ効果も塗る日焼け止めというのは、塗ってすぐに効果が出てくるし、逆に言うと、塗ってしばらく経つと効果が落ちてくる。

飲む日焼け止めっていうのは、体内に入ってそれが消化管から吸収されて、皮膚とかスカベンジャーとして行って効果を発揮するということになりますので、飲む日焼け止めというのは少なくとも半日ぐらい前から飲まないと効果は出ないというふうに言われています。

これが飲む日焼け止めの効果ですね、飲む日焼け止めを飲むことによって紫外線が物理的にカットされるみたいな錯覚に陥ることはやめてください。

 

飲む日焼け止めを飲んでも、必ず100あった紫外線は100入ってきますので、飲む日焼け止めを飲んでも物理的にブロックするということは怠っては駄目です。作用が全然違う。

塗る日焼け止め、飲む日焼け止め言葉同じなんですけれども、全然作用が違うということを理解した上で、上手に飲む日焼け止めを使ってみてください。