3つのたるみが複合的に関わっている
今日は皮膚、脂肪、筋肉のたるみ、この三つについてお話しようと思います。
この三つのお話するのはなぜかというとですね、この三つが全体的に関わりあってから一つ一つはお話はできないからと言うのがあります。
顔がたるんできたとかですね。重力に応じてほうれい線が出てきたとかですねそういうことをおっしゃるんですけれども、これは全部三つが全部たるんでいます。

人の体っていうのはですね、皮膚それから皮下脂肪、それから表情筋、骨というのはたるんでこないんですけれども、なぜかというと硬組織といってたるまずにスカスカになるっていう現象が起こります。
ですので、骨はたるむとは言わない。
骨は骨粗鬆症という所でスカスカになる状態。何を言いたいかというと人間を構成している臓器というものは、全て萎縮性の退行性の変化を起こす。これが老化です。
顔がたるんできたほうれい線が出てきた。
これは全て皮膚、脂肪、筋肉がたるんでる証拠です。
これ一つだけを治療して全てが解決できるわけではないというものがもう大原則で覚えてください。皆さんですね肌の再生医療の相談に私のとこにくると、皮膚がたるんできたので、肌の再生医療で治療したいっていうことをおっしゃるんですけど私が大体言ってるのがですね
いいです 治療しましょう。ただ、肌の再生医療で治療できるのは皮膚のたるみだけです。その下の脂肪のたるみは置き去りにされます。表情筋のたるみというものは置き去りにされます。治療できませんっていう話はします。

ただ肌の再生医療で非常に若返ったように見えるのは、一番外にある皮膚のたるみを改善することによって、一番顕著にその効果が現れるんですけど、その下の脂肪のたるみというのはそのまま自然にされてますし、その人の表情筋のためにというものは置き去りにされてます。
皮膚表面の皮膚のたるみの予防に関しては、老化というものがメインなので、これはなかなかその老化を予防するということはできないことは前のところでお話をしたんですけれども、皮膚のたるみを加速させるっていうようなことをしないでおきましょうっていうことはお話しました。
では今日は皮下脂肪のたるみというものと表情筋のたるみということについてお話しましょう。何回も言いますけれども、顔の老化っていうのは、皮膚、脂肪、筋肉のたるみ、これが全部でセットで起こってきますので、どれか一つを直しても老化を予防したことにはならないです。
これはそれはどのような病気かどのような美容法しすることによっても、一つの組織を再生することによって治療することによって全てが解決することではないということは基本ですので覚えておいてください。
では脂肪のたるみ、表情筋のたるみは何なんだろう。それを予防するにはどうしたらいいんだっていうことが前向きなどうすればいいんだっていうことで前向きな質問にはなろうかと脂肪のたるみはですね、前向きな質問をされても前向きな回答ができないということが非常に心苦しいんですけども。
まず、外科的にですね、たるんでしまったところを切除してしまうということが一つあるんですけど、これはあんまりおすすめできないですね。

どうしてかというと、多分脂肪というのは取ることによってその部分だけを見ると何か改善してるように見えるかもしれないんですけど、全体的にたるんだ脂肪の根本治療になっていないので、あまりおすすめしないです。
脂肪のたるみって何なんだということなんですけど、これ外科医であればですね非常によく見ます。実際にイメージとしてもあります。
どういうことかというと私も臨床医、5年ぐらい20年ぐらい前やってたんですけども、脂肪移植というものをやるんですが、子供の脂肪というのがですねブロックといってブロックで脂肪を取ってくるとですね、手術台のところに置くとですねそのまんまの形で脂肪がプルプルっていう感じであるんですね。
50代60代で脂肪を取ってくるとどうなるかっていうとそれを台上に置くとべちゃってスライムのような感じでだらしなく、広がります。これは脂肪のたるみなんです。
次に筋肉のたるみというものは筋肉組織というものは萎縮してきてだんだん力が出なくなってくるということは起こるので、これは容易に想像できるかなと思います。
表情筋が萎縮してたるんでくる。逆にですね表情筋トレーニングをしてそれを鍛えようというような発想があるんですけども、表情筋というものは、鍛えることができるとしてもですねあまりやらない方がいいと思います。
余計なしわを作る可能性があるためです。表情じわっていうものは、眉間のしわも含めてですねほうれい線も目尻のしわも含めて、全て表情筋が継続的に動くこういうことによって刻み込まれるしわですので、そういうもの無理にしわをつけることはやらない方がいいと思います。

逆にその表情筋を逆に働かないようにするのが、ボトックスというもので、逆にしわをつけるような表情を鍛えているのは、むしろマイナスの効果かなと思います。
肌そのものの皮膚の衰えたりっていうものは肌の再生医療である程度再生させるだけれども、脂肪の衰え脂肪のたるみというものはこれはちょっと今の現状の医学ではお手上げで、そこの脂肪のためにできた部分を直していくみたいな手術はありますし、それはやってもいいのかなと思います。
ただし非常に高度な技術を要するので、専門の先生にやってもらった方がいいと思います。それから表情筋のたるみというのも、これもSMAS層を修正する手術があるんですけれども、よくメリットデメリットを聞いた上で表情筋のたるみを再生するのではなくて、リプレースといって違う場所にまとめ直すみたいな話をするんすけどそういうなものをやってもいいってます。
全体的に言うとまとめて言うと、老化は皮膚、脂肪、表情筋が複合的に関与したものということを覚えておいてください。それぞれに対処しないといけないので一発レーザーしたら全てが解決されるというものじゃないです。
以上のことをよく覚えておいた上で、いろんなものを吟味するようにしていってください。
今日はですね、三つのたるみというようなことについてお話させていただきました。